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一、歓迎の言葉 ようこそ、北京宣南博物館へ。宣南文化は悠々たる歴史をもっているばかりでなく、地域文化の特徴に富んでおり、北京文化の源、北京文化の縮図と北京文化の精髄であると言われています。宣南歴史文化の展覧は、「悠々たる宣南」、 「宣南出身の人物」、「革命烈士の足跡」、「梨園の名優(yōu)名勝」、「老天橋民俗娯楽模擬コーナー」、「城南の遊楽地」、「百年の商業(yè)振興」、「民族団結の町」、「宣南文化保存と開発の成果」など、九つのコーナーに分けられており、それぞれ異なる文化の側面から宣南地域の悠々たる歴史と深みのある宣南文化の蓄積を生き生きと展示しております。
二、長椿寺の紹介 北京宣南文化博物館は長椿寺の構內に座しております。 長椿寺は明萬暦二十年、つまり西暦１５９２年に建てられ、明神宗萬暦皇帝朱翊鈞の生母孝定李皇太后が上京してきた高僧の水斎禪師のために建てられたものです?！搁L椿」という名は萬暦皇帝から賜わったもので、その名前には母親の健康と長壽を祈る萬暦皇帝の気持ちが込まれています?；实垡患窑韦幢幼oを受け賜わり、長椿寺は一時大変盛んでありまして、「都第一寺」と呼ばれています。そして、その歴史はすでにもう五百年近くなります。明清時代の長椿寺は景色がとてもきれいだったので、明清時代の文人たちの宣南における飲酒作詩娯楽の主な場所でもありました。したがって、長椿寺は北京文化の貴重な歴史遺跡です。 ２００１年、長椿寺は北京市**に市級文物保護部門に指定され、２００２年、北京宣武區(qū)**は二億という多額の人民元を長椿寺の改善、修繕に投資し、北京宣南文化博物館を新しく設け、２００５年に正式に開放するに至りました。
三、悠悠宣南展廳 「悠々たる宣南」 この第一展示室は、宣南歴史文化を展示する首巻として、古都である「薊城」から明?清時代にかけて、町の形成や都の設立を強調しながら、三千年にわたる宣南地區(qū)の歩みを紹介しているものです?！感鲜粉E、源遠流長、周封薊城、金建中都、古都北京、始於斯地」、これは著名な歴史地理學者の侯仁之先生の贈言です。 「宣南」という言葉は、明嘉靖三十二年（西暦1553年）に始まり、明時代の皇帝が北京城南に外城を築いたおりに、七坊を設け、その中に「宣南坊」がありました。昔、北京前門の西、宣武門の南を宣南地區(qū)と言われていました。今も私たちはここにおいて、多くの歴史遺跡を見ることができます。例えば、憫忠寺、天寧寺の塔、牛街禮拝寺などです。
四、宣南士鄉(xiāng)展廳 「宣南出身の人物」 この展示室では主として、明?清時代に際して京城の下町で活躍されていた宣南出身の人物によって生じた獨特の文化現(xiàn)象を紹介しています。その時、多くの官吏や學者、各地から科挙試験に応じて集まってきた「試子」は宣南で、著書立説をしたり、學問を検討したり、さらに、アヘンの禁止運動や社會変革に參與し、新聞業(yè)と教育業(yè)の振興に熱心するに至っていたそうです。その三百年間は、數(shù)え切れないほど多くの史跡や物語を殘してくれたのです。 明時代の末ごろから清時代の初めの「天下の盛衰、各々責任あり」を提唱した有名な學者顧炎武から、乾嘉學派の重要な代表的な人物銭大昕、王念孫、章學誠等にいたるまで、北京に滯在している間、宣南に長期間滯在し、宣南で活躍しておりました。そして、これらの先人たちはここにおいて、多くの著書をお書きになり、學術を伝播され、訓こ、考古、史學などの領域においても多くの貢獻をなされ、「漢學」思想を頂點にまで発展させてくれました。そして、中國歴史上最大規(guī)模のシリーズ『四庫全書』をお書きになった多くの編集者たちもこの宣南地區(qū)に住まわれ、宣南瑠璃場辺りは彼らが資料や図書館を求める地域でもありました。 これは同展示室で見られる文華集粋の風景と言ってもいい部分です。清の初期の顧炎武氏から清の末期の梁啓超氏にいたるまで、清時代の有名な學者合わせて66名が、この宣南一帯で日を送っていたと言われています。 會館は文人文化を背負っている重要な空間である。宣南地域の會館は文人會館の林立によって大変有名である。ある統(tǒng)計によると、宣南會館は北京地區(qū)會館の７０％をしめておると言われています。 近代に入って以來、宣南は新思想を宣伝する重要な基地になりました。１９０１年、中國初の公立中學校「五城學堂」が平和門南の南新華街に成立し、新しい教育モデルが宣南地區(qū)から発祥したことを表しています。また、十九世紀と二十世紀の初めごろ、宣南地區(qū)には３６９個の新聞社があり、マスメディアの先駆でもありました。新文化運動の先駆と主將である魯迅先生はここの紹興會館で七年間も住まわれていまして、補樹書斎ではじめて魯迅というペンネームで小説『狂人日記』を書かれたのです。
五、先驅足跡展廳 「先駆たちの足跡」 この展示室で紹介されているのは宣南大地において時代に先駆けて民族復興の道を探求していた革命烈士たちです。これらはいずれも、國と國民を救うために反動勢力と勇ましく戦った壯麗な詩篇となっています。 二十世紀のはじめごろ、南北地方において共に清を転覆するクーデターを図った徐錫麟と秋瑾もこの宣南でお知り合いになったのです。その當時、徐錫麟のお住まいは宣南の紹興會館で、秋瑾のお住まいは宣南の南橫街にありました。 偉大な民主革命の孫文先生も何回も宣南においでになり、ここにおいて革命の活動を行ったことがあります。１９１２年、國民*の成立大會も虎坊橋に位する湖広會館において開かれたのです。 中國共産*早期指導者陳獨秀、李大釗、毛沢東、周恩來、鄧中夏、高君宇、馬駿等の革命の先駆たちも宣南の多くの會館と天橋の新世界、陶然亭慈悲庵などにお足を運ばれたことがあります。特に革命の先駆李大釗は１９２７年４月２８日に、反動的な軍閥に殺された後、その霊きゅうを長椿寺內に預けておいたことがあります。この壁に描かれたこの油絵はその六年後、北京市民たちが共産*の指導の下で、李大釗の霊きゅうを葬る光景であります。
六、梨園勝景展廳 「梨園の名優(yōu)名勝」 宣南に住み著いて演蕓活動をなさっていた數(shù)多くの戯曲名優(yōu)またその舊居、戯樓、劇団、京劇會館、國蕓學會などの史跡は今日に至っても、四方八方から寄せられてきた蕓術の雰囲気に満ち溢れていて、國粋である京劇の「ふるさと」の魅力を見せているのです。 宣南はまた「梨園の源」、「京劇の故郷」とも言われています。この土地から程長庚、譚鑫培、王瑤卿、楊小樓、梅蘭芳、馬連良等何代の京劇大家が生まれ、富連成をはじめとする多くの戯曲クラスは何千人という優(yōu)秀な蕓術人材を育てたのです。そして、その當時、何百もある名優(yōu)たちがこの靜かできれいな街に生活しており、この宣南の無數(shù)の劇場で公演されたりしていました。また、ここにおける精密で獨特な楽器、道具、戯曲用の服裝などのお店も、京劇の公演に多くの彩りをもたらしてくれました?！竾鴦W會」、「梨園公會」などの組織は京劇の學術研究を推し進め、京劇業(yè)界の精神をここに凝縮したことになります。
七、老天橋娛樂場景模擬展廳 「老天橋民俗娯楽模擬コーナー」 このコーナーにおいては、主に老天橋の民俗文化をご紹介致します。 北京老天橋は北京地域文化のシンボルでもあります。特にこの百年來、ここは五行八作の集散地でして、貧しい蕓人たちの生存のための競技場でもありました。清の末期と民の初めごろ、ここは繁栄している前門に近かったため、次第ににぎやかな下町になってきました。床屋、足洗い、お醫(yī)者さん、薬売り、古著売り、屋臺などがずらりと並んでおり、蕓売り、雑技、手品、太鼓、矛いじり、空竹披露などいろいろな娯楽が溢れておりました。聞き飽きなく、見飽きない太鼓語りと戯曲、食べ飽きなく、味わいきれない民俗の屋臺、また周知の「窮不怕」、「大金牙」、「狗熊程」、「云里飛」、「賽活驢」らの特技などなど……天橋はまさしく北京民間蕓術の源であり、古い北京庶民の蕓術の精髄を凝縮した場所でもあります?！浮熬破鞈锕摹⑻鞓颏摔ⅳ?、帰宅忘れ者、幾あり哉」はまさにその當時天橋の盛んだった光景を描いたものであります。
八、城南樂園展廳 「城南の遊楽地」 ここで展示されてある天橋?廠甸が代表している古い北京の風習文化や様々の大道蕓は、多彩なる庶民生活の側面を生き生きと寫しだされているものです。 廠甸は明の嘉靖に始まり、清の康熙年間に栄え、乾隆年間に繁栄したのであります。廠甸はもうすでに四百年という歴史を持っています。このコーナーにおいてごらんになれる飴サンザシ、繋ぎ足踏み、ガラス吹きなどはみな廠甸民俗の重要なシンボルでありまして、その當時の人出の移動と、にぎやかな繁栄光景が思い出されます。 「天橋」という名は昔のある漢白玉橋に由來しています。天子が天壇と先農壇へお祈りにお出かけになるときには必ずこの橋をお渡りになったことから、この名を得られるようになったと言われています。長い歴史の変遷を経て、その橋は今殘っていませんが、「天橋」という地名は今も使い続けています。明、清時代以來、ここには當時古い北京の五行八作が集まっており、よく「洋的なものは進んでおり、地のものは田舎臭かった」と言われていました?！柑锱h臭い」とは、床屋、古著売り、お湯売りの一輪車などの光景を指し、それに対して、「洋的なものは進んでおる」とは、新しい世界の城南の遊蕓園、「ちんちん電車」などを指していました。 天橋には古い北京庶民の蕓術精髄が凝縮されています。ここに展示されてあるのは三代の「天橋の八大怪」から選りに選んだ代表的な人物であります。彼らは顔の形が変わっていたり、言行が可笑しかったり、獨特な特技を持っていたり、或いは漫才や雑技、戯曲など蕓術の開拓者たちです。そして、中華人民共和國が成立して以來、天橋地域において、多くの蕓術家を生み出しました。例えば、漫才の大家侯寶林、評劇名優(yōu)新鳳霞、曲劇と奉調太鼓の元祖魏喜奎、琴書の元祖関學曾などの名人たちも、みなここからスタートしたのであります。彼らの名前と洗練された技は、天橋文化の一部分として中國中に広まったのです。 九、百年興商展廳 「百年の商業(yè)振興」 大柵欄?瑠璃廠を代表する宣南の四大商店街をはじめ、數(shù)多くの老店舗は、繁華なる宣南商業(yè)の光景を呈しています。それは獨特の文化內容に富み、信用できる「儒商」の基本をもって世界にも知られており、宣南文化の一景観となっているわけです?！?古い北京の衣食住、各々の業(yè)界はみな宣南の文化と何らかのかかわりを持っております。例えば「馬聚源」、「內聯(lián)昇」、「瑞蚨祥」、また「豊沢園」、「六必居」、「王致和」など、北京庶民に親しまれている古い店は百年來、ずっとこの宣南地區(qū)で受け継がれており、有名な古い薬屋さんの同仁堂は優(yōu)れた醫(yī)薬の技術と誠の信用によって、多くの人々の尊敬と、大変よい評判を受けています?！肝钉腺Fいが、物力を減らさず、作りは煩うが、人手を省かず」という「儒商」の深みのあるまこと精神と獨特な文化の中身は宣南商業(yè)文化の永遠たる魅力を伝えています。
十、民族團結展廳 「民族団結の町」 この展示室では、牛街という回民族の居住地に暮らしている少數(shù)民族の濃厚な風情を展示しており、勤勉な回民族の人々によって各分野において挙げられた成果が展示されています。一方、多民族のものが仲良く付き合い、共同発展に取り組んできた姿をも見せているのです。 素樸な回民族は宗教典籍の研究や、文化教育の普及、寶石玉器、飲食のお店、駱駝による運送、體育などの業(yè)界の経営上、獨特な成果をあげており、北京文化の重要な一部分を成しています。 牛街禮拜寺は遼統(tǒng)和十四年（西暦９９６年）に建てられ、今現(xiàn)在中國において、一番古くて完全に保存されているイスラム教の寺院であります。この寺はもう一千年以上の歴史を持っており、わが國において古い建築物の珍品でもあります。牛街禮拜寺はその悠久たる歴史と厖大な建築物として世界に名を施しています。毎年、國內外からは多くのイスラム教徒の賓客を迎えており、イスラム教徒間の交流を深めています。
十一、宣南文化保護與開發(fā)成果展廳 「宣南文化保存と開発の成果」 この展示室では、近年らい、中國共産*宣武區(qū)委員會と同區(qū)人民**の指導のもとで、宣南文化の研究や古都風貌の保護、伝統(tǒng)活動の再開および文化の産業(yè)化など諸方面において積極的に取り組んで納めた豊かな成果を紹介しています。
ご參観は、以上でございます。ご參観、誠にありがとうございました。
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